圏央道・桶川北本~白岡菖蒲間 11月末までに開通の見通し 埼玉県内全区間完成へ

国土交通省関東地方整備局とNEXCO東日本は9日、首都圏中央連絡自動車道・桶川北本IC(埼玉県桶川市)~白岡菖蒲IC(同県久喜市)間(延長10.8㌔・4車線)の一部区間における工事の再開と、同区間が11月末までに開通できる見通しになったことを発表した。この開通で埼玉県内の圏央道は全区間供用になる。

埼玉県内の圏央道の沿線では、「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律」に基づく国内希少野生動植物に指定されているオオタカの生息が確認されていることから、専門家に指導助言を仰ぎ、事業を推進。桶川北本IC~白岡菖蒲IC間の沿線で、オオタカの繁殖を示す行動が確認されたことから、一部区間の工事を3月9日より一時中止していた。専門家からの指導助言を踏まえ、繁殖に影響する敏感な時期を過ぎたことから、今月10日より、環境に配慮しながらの工事を再開したことで、開通の見通しが発表された。

同区間の連絡予定アクセス道路は、桶川北本ICは国道17号(上尾道路)、桶川加納ICは(主)川越栗橋線、白岡菖蒲ICは国道122号バイパス。なお、圏央道の川島IC~五霞IC間は1994年工事着手、総事業費は4661億円。

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