日沿道「象潟仁賀保道路」象潟~金浦間 紅葉シーズン前開通へ

国土交通省秋田河川国道事務所(渡邊政義所長)は9日、日本海沿岸東北自動車道「象潟仁賀保道路」の象潟IC(秋田県にかほ市象潟町)~金浦IC(同市金浦)間(延長約6.8㌔)を、紅葉シーズン前に開通できる見通しになったと発表した。この開通で、「象潟仁賀保道路」(延長13.7㌔)は全線開通となる。

象潟仁賀保道路は、05年度に事業着手。12年10月27日、金浦IC~仁賀保IC間(延長約6.9㌔)が開通。同道路の完成4車線の総事業費は440億円。

秋田県内本荘由利地域には、電子部品・デバイス・電子回路産業が集積しており、産業分類別製造品出荷額の約4分の1を占める主要産業となっている。今回の日沿道の延伸により、物流の効率化を図り、主要産業の再生と成長を支援する。

また、日沿道の整備推進で、道の駅「象潟」の入込客数の増加や、にかほ市の外国人宿泊客は、金浦~仁賀保間開通後、約2倍に増加。その他、道の駅「象潟」を拠点とした環鳥海6駅の連携や、救急搬送の迅速性、安全性の確保等の整備効果が期待される。

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