東北縦貫八戸線等の整備促進など 小野寺青森市長、国交省へ要望活動

[caption id="attachment_5013" align="alignleft" width="300" caption="石川道路局長に要望書を手交する小野寺青森市長ら要望団"][/caption]

「我々の思いをお伝えしたく大挙して参りました」。青森県の小野寺晃彦青森市長は17日、自身が会長を務める道路関係4団体を束ね上京。国土交通省の石川雄一道路局長を訪ね、東北縦貫自動車道八戸線(青森~八戸間)、津軽自動車道(柏~浮田等)、下北半島縦貫道路、西津軽能代沿岸道路の整備促進などを求める要望を行った。要望では、老朽化する道路ストックや防災・減災への対策を充実するための予算確保も求めたほか、今年度末で補助率等の嵩上げ措置が切れる財特法の継続・拡充を特別決議として手交した。

要望団体は、青森地区国道協議会、青森県街路事業促進協議会、青森県市町村道整備促進期成同盟会、青森県東北縦貫自動車道八戸線建設促進期成同盟会。分断されている津軽半島、下北半島、八甲田連峰を高速道路ネットワーク化することで地域間交流を深めようと、つがる市の福島弘芳市長や沿線7町長らが同行した。

要望団は、昨夏の津軽道開通により、「つがる市、鰺ヶ沢町のスイカ出荷が拡大している」状況や、来年の上北天間林道路の開通を見据え、「近隣に国内最大規模の木材加工工場が新設される運びとなった」ことなどを報告。耳を傾けていた石川局長は、「冬季はたいへんでしょう。予算も拡充したところだ」と説明し理解を示した。

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