東北道「平泉スマートIC」 21年内に完成の見通し 世界文化遺産に隣接

岩手県平泉町とNEXCO東日本北上管理事務所はこのほど、14年度から事業を進めている東北自動車道の平泉スマートICについて、現在実施している仮設の車線を元に戻す工事の進捗状況を踏まえた結果、21年内に完成する見通しと発表した。

平泉スマートICは、同道の一関ICから4・4㌔、平泉前沢ICから7・1㌔地点(岩手県西磐井郡平泉町)に新設される本線直結型のスマートICで、11年度に世界文化遺産登録された平泉に近い位置に整備することにより、アクセス性が向上し、地域の観光振興に大きく寄与するほか、物流の効率化などの効果が期待される。

同社は平泉スマートICの新設に伴い、迂回させた東北道(上り線)を現道に復旧するための工事を実施するため、10月30日まで、同区間で昼夜連続車線規制を実施している。

工事のため、上り線の走行車線または追越車線を規制し、約3㌔にわたり車線数を2車線から1車線に縮小することから、期間中の週末は、岩手エリアの一関IC~平泉前沢IC間上り線で混雑が予想される。

同社は工事期間中、道路情報板や路上標識などで工事規制情報の提供や安全走行のための注意を呼びかけるとともに、外出前に同社HP「ドラぷら」などで最新の交通情報を確認するよう呼びかけている。

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