東名「駒門スマートIC」 アクセス約14分短縮(東京方面) 重篤患者の救命率向上も

静岡県御殿場市とNEXCO中日本東京支社が整備を進めていた東名高速道路の駒門(こまかど)スマートICが、3月28日午後3時に開通する。開通式典の詳細は決まり次第発表する。

駒門スマートICは、御殿場IC~裾野IC間の駒門PA上下線に接続される。対象車種は、ETC搭載の軽自動車等、普通車、中型車、大型車、特大車で、車長16・5㍍以下は通行可能。東京、名古屋方面全方向、24時間利用可能。総事業費は約19億円。

駒門スマートICの開通により、主要渋滞箇所の回避が可能になり、駒門工業団地から高速道路までのアクセス時間が東京方面で最大約14分、名古屋方面で最大約7分短縮されることから、業務の効率化などが期待される。また、御殿場市内のリゾート施設「時の栖」への移動時間が約4分短縮するなど、観光施設へのアクセス向上や立ち寄り客の増加などに期待の声も寄せられている。

さらに、富士岡地区(御殿場市)から第3次救急医療施設の沼津市立病院への搬送時間が約21分から約17分に短縮し、重篤患者の救命率向上が期待される。

駒門スマートIC~厚木IC間の通常通行料金は、普通車1670円、大型車2660円。

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