河村名古屋市長、久野飛島村長ら 名2環 西南部・南部区間国交省に早期整備求める

[caption id="attachment_4630" align="alignleft" width="300" caption="森国交技監に要望書を手交する河村名古屋市長ら要望団"][/caption]

愛知県名古屋市の河村たかし市長と飛島村の久野時男村長は1月30日、名古屋環状2号線(以下名2環)の西南部・南部区間の早期整備を求めて、国土交通省の武藤浩事務次官、森昌文技監、石川雄一道路局長に要望書を手交した。

東海環状道の内側に位置し、名古屋市の周辺10㌔圏の外周部を連絡する名2環は、専用部の全体延長約66㌔の内、54㌔が開通。残区間は名古屋西JCT~飛島JCT間までの西南部・南部区間12㌔のみとなっている。

河村市長は、現在の名2環について、「名二環は名古屋港に直結する道路であり、開通により輸送コストが大幅に削減される」と整備効果を強調し、「日本のためにも未開通区間の早期整備を」と要請。久野村長は、「広範囲に整備効果が拡がる。一日も早い開通をお願いしたい」と続けた。

要望には、名古屋商工会議所、中部経済連合会、名古屋港管理組合のほか、ボーイング787、777の部品製造を手掛ける川崎重工業の本川一平執行役員も同行。臨海部に立地する名古屋第一工場と内陸部に位置する岐阜工場間との往来で利用する一般道が渋滞している状況を説明し、「名2環の専用部が開通すれば、国道302号をはじめ地域全体の渋滞が緩和し、輸送時間も短縮する」と期待を伝えた。

要望団と面談した幹部らは一様に理解を示し、森技監は「内容についてはよく理解している。ひたすら一生懸命進めたい」と応えた。

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