中部縦貫自動車道「永平寺大野道路」の福井北ＪＣＴ・ＩＣ（福井県福井市玄正島町）～松岡ＩＣ（同県吉田郡永平寺町）間（延長約２．２㌔）が１日午後３時に開通した。北陸自動車道と中部縦貫自動車道が結ばれ、昨年７月に全通した舞鶴若狭自動車道と合わせ、県内の３つの高速道路がつながった。
午前十時から、松岡ＩＣ近くの永平寺町立松岡中学校体育館で、西川一誠福井県知事をはじめ、福井県選出国会議員、県議会議員沿線首長ら関係者約２６０人が出席し、開通式典が行われた。西川知事は「２年後の平成28年度には大野市内までの全線が開通する。北陸新幹線敦賀開業にあわせた中部縦貫自動車道の県内区間全線開通が実現できるよう、一層のご支援と協力をお願いする」と挨拶。関係者らと松岡中学校の生徒らは、テープカットを行い、県内のより一層の経済活性化や観光振興が期待される高速道路の開通を祝った。
式典後、関係者らを乗せた車両やバス約30台は、開通直前の開通区間を通り初めした。午後３時から一般車両の通行が始まると、早速、奥越地方のスキー場帰りとみられる車両の列ができた。式典前には、福井県・福井市・永平寺町が、地元特産品の提供や紹介等の直結記念イベントを実施し、式典を盛り上げた。
